―中古カメラを購入するときのポイントについて徹底解説―
「いい状態の中古カメラを購入したい」
このように思っても、中古カメラを購入するのが初めての方にとって「どのような点を見るべきなのか」悩んでしまうと思います。
そこで、今回は「中古カメラを購入するときに確認したいボディの状態」について詳しく解説していきます。
これを知ることで、新しい思い出を作る魅力的な中古カメラに出会うことができます。
中古カメラを購入するとき確認したいカメラボディのポイントとは?
中古カメラを購入するときには「店舗のランク付け」「詳しい人に同行してもらう」ことが大切です。
カメラ専門店によっては「S」「A」「B」など、商品の状態によってランク付けを行っているケースがあり、そのランクを基準にして購入したいカメラを選ぶことでカメラボディの状態が良いカメラを手に入れることができるのです。
また、このランクを意識することで目視ではわからないカメラボディの「スレ」「アタリ」なども把握することができます。
しかし、店舗によってランクが付けられていないこともあるため、そのようなときにはカメラに詳しい方と選ぶことがオススメです。
中古カメラを購入するときに確認したいカメラボディの状態5選
ここからは、良い状態の中古カメラを購入するときに確認したいカメラボディの状態5選をご紹介します。
確認するべきカメラボディの状態①トップカバーのアタリ
アタリとは、何かに激しくぶつけてしまったときにできる凹みのことを指します。
このアタリがあると、カメラの内部にまで衝撃が及んでしまっていることや裏のフタが閉まりずらくなってしまうことがあります。
アタリができる箇所として、一眼レンズの場合は「トップカバー」に多いのです。
このアタリを見つけた場合は、目視確認だけではなく動作確認や販売員の方に聞くことがオススメです。
また、表記がされていなくても、えぐれや凹みがある場合は注意が必要です。
確認するべきカメラボディの状態②傷やカビが多いミラーボックス周り
マウント周りの傷は、レンズを装着するときにできることが多いのです。
マウントに傷があっても使用上には問題がないですが、レンズを装着するときにガタついてしまうことやシャッターに問題が出てしまうことがあるため、しっかりと動作確認をする必要があります。
また、ミラーボックス周りにカビが多い場合は、メンテナンスをされていない証拠のため、購入することを避ける方がいいでしょう。
確認するべきカメラボディの状態③乾電池の液漏れ
乾電池の液漏れがある中古カメラを購入してしまうと、流れた電解液によってバッテリーボックス内の金属などが腐食・溶けている可能性があります。
中古カメラのボディの液漏れは、未使用のカメラに多いのです。
カメラボディの液漏れは、本体底部にある電池ボックスを開け「電池蓋」の内側や本体の電池ボックス内に「液漏れと跡」がないか確認していきます。
また、本体のボディに液漏れがあると、カメラの内部にも影響があるため「通電」の動作確認をすることがオススメです。
確認するべきカメラボディの状態④ペンタリズムを腐食するモルト
モルトとは、ミラーボックス内などの溝に貼られているスポンジ状のもので、モルトプレーンが正式名称です。
モルトは、ミラーのショックを吸収してくれる作用があるため、スポンジが劣化してしまうとミラーが汚れるだけではなく、劣化して出たカスがカメラ内部に入ってしまうことがあります。
このモルトのカスは、故障の原因のほか、接着剤が溶けることでミラーに付着してしまうこともあるため注意が必要です。
また、モルトは5,000円程度の費用で初心者の方でも簡単に交換することができますが、失敗してしまうかもしれない確率を考えると購入時に見ておきたい中古カメラのボディの状態になります。
確認するべきカメラボディの状態⑤黒い点が見えてしまうファインダーまわり
購入したい中古カメラが20〜30年前の場合は、傷やカビのほかにペンタプリズムの「腐食」の有無を確認することがオススメです。
ペンタプリズムが腐食してしまうと、ファインダーを覗いたときに「黒い点」「線」などが見えるようになり、撮影しにくくなってしまうのです。
また、ペンタプリズムの腐食を修理しようとすると、数万円の費用が必要となります。
ペンタプリズムの腐食は、撮影した写真には影響がないため、気にならない人は注意する必要はありません。
まとめ
今回は、中古カメラを購入するときに確認したいボディの状態についてご紹介しました。
中古カメラを購入するときには
トップカバーのアタリ
ミラーボックス周りの傷やカビ
乾電池の液漏れ
モルトの劣化
ファインダーまわり
上記の5つをしっかりと確認することで、状態の良い中古カメラを購入することができるのです。
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